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それから数日後
夏希の葬儀が行われた
写真は俺の大好きな夏希の笑顔
「…七瀬」
話しかけてきたのは夏希の友達のギャルだった
「私、夏希の幼馴染みだったんだ…。…ねぇ、将太のことって教えてもらった?」
将太？
考えると前に教えてもらった『将ちゃん』と結び付いた
「事故で死んだっていう奴か？」
ギャルは頷いた
「夏希と将太は両想いだった…だから将太が死んだとき夏希は笑わなくなってた。でもね、高校入ってあんたを見つけたんだって…夏希、あんたと付き合うってからほんとよく笑うようになった」
ギャルの目からは涙が出てきた
「あんたのおかげで夏希は最後まで幸せだったと思う…ありがとよ」
「礼を言われるようなことはしてねぇよ…夏希は大事な人が死んだことから立ち直ったんだ。夏希が強いんだよ」
笑ってみせた
俺も夏希みたいに強くなりたい
そう心から思った
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