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棺の中の夏希は軽く化粧をしていてすごく綺麗だった
まだ動いてくれるかもしれない
そんな期待があった
俺は左手の薬指に夏希にあげた指輪をつけてあげた
冷たい夏希の小さな手
それさえいとおしい
そして夏希は燃やされた
骨だけになった夏希をみると涙が出てきた
それと同時に実感した
もう生き返らない
…夏希はもう居ないんだって
俺、しっかり愛せてたかな?
さみしくなかったかな?
夏希が笑顔になったのは俺のおかげっていうけど
俺が何を夏希にしたのかわからない
急に不安になった
夏希に聞いとけばよかった
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