さん

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「私も失礼しますね?では一縷ちゃん、また」 山南も一縷に手を振ると部屋を出て行った。 「芹沢さん!僕は残ってもいいですか?一縷ちゃんとお話したいです!」 まるで離さないというように一縷を抱きしめる沖田に芹沢は機嫌良く笑みを浮かべ肯定する。 すると沖田はぱぁっと花が咲いたように笑った。 「あー、総司ずるいよぉ。僕も…」 「平助は巡察だぞー。じゃ、芹沢サン。失礼しましたー」 むぅっと子供のように頬を膨らます藤堂の襟首を新八は苦笑いしながら掴むとそのまま引きずるようにして出て行った。 「さぁて、俺も稽古行くかなぁ。源さん、久々に手合わせ願おうか」 「おやおや、私で宜しいなら」 「今日は負けねぇよ。じゃな、一縷ちゃん」 「ふふ、楽しみです。ではまた、一縷ちゃん」 原田と井上の二人も其々に挨拶すると稽古をしにと道場へと向かって行った。 残ったのは、斎藤、近藤、沖田。 山崎はいつの間にか居なくなっていた。
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