昨今流行りの風水

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 道に建物を建ててはならないというのは、道は人や物、文化やお金も運んで来るが、同時に病気も運んで来る。病気とは特にウィルス性のもので、ウィルスはどこにでも存在しているが、人や動物に悪さをするのは“空気(風)”や“水”の動きが滞ることによる。  道に無造作に建物を建てれば、そこの空気が滞り、排水などで水も滞る。そこから病気が湧くことを先人は解っていた。目に見えない何かが人間や動物によって運ばれてきて、それらはそのような滞りが起きれば猛威を振るう。  それらを何千年も前の知識人は解っていた。ただそれを一般庶民にどう伝えるか?そこで考えられたのが東洋では“妖怪”西洋では“妖精”なのだ。先人の知識人の知恵の素晴らしさをそこに見ることが出来る。  その素晴らしさとは、まず妖怪や妖精は幽霊ではない!ということ。幽霊とは人間の化けた姿だが、妖怪や妖精は“その土地に住む人間意外の生き物”であるということ。
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