異世界セカンドライフ

はじまり。

「ここはいったい何処なのか……主は分かるか？」

「分かってたら苦労しないってのwww もう笑うしかねーわwww 」

「気持ちは分かるが、そんなヤケクソになっても仕方ないだろう。まずは状況の整理といこうじゃないか」

「やべぇ、主よりお供の方が落ち着いてるとかwww 俺の立場www 」

「いい加減にしないか。そんな調子でいたところで状況は変わらんだろう」

「Ok 落ち着いた。俺はいつだって冷静さ」

お供は、そんな男をやれやれといった様子で見ながら、話を続けた。

「では状況のおさらいだ。まず、ここがどこなのか分からない。いつ、どうやってここに来たのかも分からない」

「あれ、やっぱ詰んでね？ これ何も分からないパターンじゃね？」

「いいから落ち着け。何も手掛かりがないというわけではない」