01 貧乏人が…頭が高い!

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入学式。 それは、新たな学校生活の第一歩。 桜が舞う季節に体育館の中で校長先生の特に意味も無いクソ長い話しを聞きながら、私はニヤニヤと笑っていた。 『おい見ろよ!あの子!超可愛くね?』 『マジだ!美少女じゃん!同じクラスに入れるといいな~!』 ふふん!やっぱり私はここでも人気があるようね。 男は単純。私の美貌ですぐにメロメロになるのだから! でも、告白などされても興味は無い。所詮は貧乏人! あなた達の様な貧乏人に興味はないの! 『え~ですからして~問題を起こさないように~!では~解散!』 あはっ!何も聞いて無かった。 まあ、いいか? 私は、顔も見た事が無い愚民達と体育館を出て、体育館前のホワイトボードに張ってある紙を見て自分のクラスを確認した。 「C組か。ふふ。楽しみね?」 私は足早に自分のクラスに向かった。 ガラガラ 私がクラスに入ると、中に居たほぼ全員が振り向きそして、男子は騒ぎ出した。 『ヤベー!超可愛い!』 『俺、告白しようかな!』 『ツインテール萌え~!』 後者は可笑しかったが、気にせずに黒板に書いてある自分の席に座った。 それにしても─── 「──見るからに貧乏人ばっかり」
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