01 貧乏人が…頭が高い!

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「「失礼します」」 この貧乏人。相野に職員室に案内してもらい、二人して職員室に入った。 「おう!相野!旭ヶ丘!こっちだ!」 私は中村先生の元に向かい「何のご用ですの?」と、出来るだけイライラを抑えながら言った。 この山、何故私より大きいのですか! 「先生?僕を呼んだのは?」 「ああ、取り敢えず旭ヶ丘はここで待っててくれ?相野。お前はこっちだ」 「あ~はい」 中村先生は、相野を連れて職員室の奥にある部屋に入った。 本当に何なのでしょう。 相野が他の女と話しているだけでイライラしますわ……。 それから十分程した後、先生と相野が出てきた。 何故か、相野の顔はさっきよりも嬉しそうな顔をしていた。 その顔を見ると、キュンッ!と再び胸が高鳴った。 「よし、次は旭ヶ丘だ!付いて来い!って言いたいが、お前はここでいいだろ?」 この私に向かってお前とは何ですの! 私の怒りを知ってか知らずか、先生は「よっこらせ!」と女らしくない事を言いながら椅子に座った。 「あ、相野も聞いてくれ。単刀直入に言うぞ?お前らクラスの委員長と副委員長になれ」 「…………はあ?」 「いや、どうせ明日になってもみんな嫌がってやらないだろ?だから今決めとく!これ、決定事項な!」
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