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「何故私がそんな事をやらなければならないのですか!?」
「さっき言ったろ?……んで、どっちがいいんだ?」
「そ、それは……」
私が戸惑い相野の顔を見ると、私の心を察したのか私にニコッと笑い先生に言った。
もう笑わないで下さい……。
ドキドキが止まりませんから……。
「先生。僕が委員長をやります」
「おう、そうか!なら頼むよ!んじゃ旭ヶ丘は副委員長でいいな?」
「はい。分かりました」
私は渋々了承し、相野と共に職員室を出た。
「………………」
「………………」
私達は特に会話も無く、校門の前まで着いた。
校門の前には、恐らく私の使いであろうメイド達が六人いた。
その後ろには、黒いリムジンが停まっていた。
「あれって、旭ヶ丘さんの家の人?」
相野はまたニコッと笑いながら聞いてきた。
ああ、ダメです。私にはこの人しか居ません。
今でも二人で居る事、更に彼と話すだけでずっと胸が高鳴っています……。
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