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「……ハァ……俺は一生あんたに勝てる気がしねぇよ……まあ、一回死んでるけどさ……」
最初から最後まで女神に遊ばれていた麗は疲れたと言わんばかりにグッタリした様子で言う。
「……フフフ……その言葉は誉め言葉と受け取っておきましょう」
白猫はそんな麗の様子など意に介さず上品に笑う。
「……もう勝手にしてくれ……」
麗は色々諦めたような口調で呟くのだった。
「それでは説明の続きに入りましょう」
取り敢えず一段落した一人と一匹はようやく本題に戻る。
「まず最初にこの世界……ティターニアのことなのですが……簡単に言えば一般的なファンタジーの認識で間違えありませんね。……とは言っても今のところはですけどね」
女神は説明を再開するがまたもや話が逸れそうなことを言う。
「ということはここは剣と魔法の世界ってことでいいんだな? あと、今のところってのはどういう意味だ?」
麗は直ぐに疑問に思ったことを聞く。
これまでの態度から分かるように麗は疑問に思ったことを放っておけない質なようだ。
「それは簡単ですよ。時代が変われば文化や技術も変わります。
現在は剣と魔法の世界ですが時代が変われば銃と兵器の世界になるかもしれないということです。
例えるならば時代が変わり、刀や槍が主流だった日本がいつの間にか銃が主流になったという感じですね」
女神は例えを交えながら分かりやすいように説明する。

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