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兵士「すいやせん頭…他国の草だと思わしき農民があっしに殴りかかってきたもんですから…」
頭「…」
頭と呼ばれる男はただ黙って状況をみている
兵士「頭?」
頭「真か?」
兵士「あたたたたりまえじゃないっすか!」
頭「わしは嘘は嫌いじゃ。いま真のことを言えば許してやろう」
兵士「…!?ま、真に存じ…ます」
頭「そこのお主…」
頭は新に話し掛けてきた
新「おれ?てかさっきはよくも!」
頭「さっきとは打って変わっての変貌ぶりよの。やはりお主は鷹か?」
新「鷹?(もしや諺てきなあれか?)」
能ある鷹は…というあれであろう。頭は新を試している
新「まだ何もないが鷹なのは確かだと思う」
頭に眼をとばしながら言うと
頭「ふふふ…ならば答えよ。このものの言っていることは真のことか?」
新「…」
新は悩んだ
(いまおれが正直に答えればあの兵士は死ぬ…殺される。でもあれって正当防衛なんかな?でも嘘つきは嘘つき…一か八かか)
頭「どうした?答えぬか!」
しかし新は目を閉じ悩んでいるかのように何も答えない
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