来訪者

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晴信「して、相談なのですが…」 家臣「降伏ならうけんぞ?」 景虎「おぬしらは黙っておれ!」 晴信「ははは。そのものの言うとおり降伏勧告にきたわけですが、それよりもわしは景虎殿やその家臣が欲しい。」 一同『なっ!』 家臣「何をいきなり!」 晴信「嫡男であるわしの権限で春日山城もとい越後一国景虎殿に治めていただく。もちろんわしの家臣としてだが…悪くない話であろう」 確かに…というか話がうますぎるのである。武田側からしてみれば長尾家は不安要素の種なのだ。生かしておいても害しか生まない。メリットがないのである。 新「何故…何故晴信殿は我らにそのような話を?」 晴信「軍師殿、先程言っていた通りわしは景虎殿らが家臣に欲しいだけなのだ。」 新は感じていた 晴信から感じられる包まれるような感覚を 新(危ない…武田信玄は危険だ) その様子をみていた景虎が 景虎「申し訳ないがお断りし申す」 信繁「なっ!これ以上ない待遇ですぞ!みすみす手放す気か!兄上はうそは…」
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