轟懸かりの陣

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景虎「朝信は戦には強いのだが酒に弱くてな。悪さをしたから謹慎として牢番をやらせていたのよ」 新「先に言ってくれれば…」 景虎「新の言うように!我らの道はこの先にしかない!後ろのことは考えるな!前をみよ!全軍突撃!」 新「え?わ!…ついに始まった。おれの初陣…」 一方武田陣営 晴信「む?敵は少数ながら魚燐の陣か…」 信繁「狙いは決まっております。敵陣中央突破の兄上の首…」 晴信(…なにかきな臭い。あの童といい長尾陣営にはなにかある…) 晴信は慎重な男である。敵がどんなに少数であろうと手は抜かない。思考を張り巡らせるのだ。どうやって効率よく敵を倒すかを しかし景虎は逆のタイプである 本能で敵の動きを察知し、敵を蹂躙する どんなに完璧に布陣していようが景虎にしか見えないような穴から突入するのだ 戦とは速さが重要である
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