主人公、南原亮二

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AM8時 俺は寝ぼけ眼で目覚まし時計を止める。 朝起きれない俺は、目覚まし時計を枕元から遠ざけて置くという対策をしているのだが… いかんせん布団から出たくない。寝転がったまま近くにあるものを投げ当て、強引に目覚まし時計を止める。 当たればいいのだが、コントロールの悪い俺はなかなか当てられない。 近くに物がなくなると、仕方なく止めに行く。 この目覚まし時計を買って5ヶ月、命中した確率は5%にも満たない。 こんなノーコンな俺でも中学時代は野球部だった、なんてことは秘密。 野球やってたなんて言ったら笑われて終わりだ。
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