次飛 残桜舞うて、青き夏へと転ず
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次飛 残桜舞うて、青き夏へと転ず
出会いの春がきて、そして桜の先開く香りから、春風が母から便りを届けた今。 兄弟二人は母を求めて、どこか境地へと進み始めるのか、それとも翁屋を離れずに守り続けるのであるか、それはまた夏風の便りを聞いてみなくては、わからずで。 春は間もなく、夏へと物語を受け継いだようだ。また、彼らの話は次の巻で綴ろう。
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