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その扉の中は中学校の教室のような場所だった、そして当たり前のように中学校の教室のような机とイスのセットが縦4列×横5列の合計20個置かれていた。
その全ての机の上には半径9cmぐらいの時計が置かれていた。
「なんだここは、俺たちの学校と同じような場所だな」
疾風は笑いながらそう言った。
(なにがそんなに面白いのかな?)
小咲は不思議そうに疾風を見ていた。
(ゲームのタイトルに時計が入ってるぐらいだからあの時計には何かあるな)
疾風と長い付き合いの智也は笑っている疾風の事など気にせず冷静にそう考えていた。
すると
「ピーン ポーン パーン ポーン」
あのアナウンスの音が聞こえ、【X】が喋りだした。
「それではこのゲームのルールを説明します。」
全員に緊張が走った、ただ疾風を除いてだが。
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