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「それでは皆さん1番右の1番前の席から番号順に座っていって下さい。」
【X】の指示の従い皆自分の番号の席に向かって行く。
「おっと、お亡くなりになられたNo.3の席は飛ばして座っ下さいね。」
忘れていたかのように【X】が言った。
智也はNo.20なので1番左の1番後ろに座った。
（小咲ちゃんは右から二番目の一番前か、疾風は小咲ちゃんのふたつ後ろだな。）
一番後ろの席ということで智也は全体を確認出来た。
（よく見たら小咲ちゃんの後ろの奴なんかどこかで見たことある男なんだよな～）
（!!!!!!!!!!!!!）
疾風はその男の正体を思い出し、とても驚いた。
（嘘だろ、あいつどこかで見たと思ったらニュースで見た指名手配犯じゃないか。
あんな奴までいるのかよ、だとしたら小咲ちゃんが危ない、と思ったけどこの館のルール上人は殺せないんだよな。）
ホッと安心した智也だった。しかしこの安心感もこのゲームのルールを聞くとすぐに無くなったのであった。
「それでは皆さん席に着いて頂けた様なのでルール説明の方を再開させて頂きます。」
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