DREAMS HOUSE

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振り向くとそこにはサラサラしてそうなロングヘアーの女の子が立っていた。 (可愛い) 智也は素直にそう思った。 「お前なんか顔赤くね?」 「べっ別に普通だし、それより君は一体?」 「名乗るなら自分からでしょ」 (うっ、顔は可愛いけどちょっと厳しいな) 「そうだね、まず俺の名前は智也でこいつの名前は疾風って言うんだ、君は?」 「私の名前は小咲、まあよろしくね」 「うん、よろしく」 智也と疾風は口を揃えていった。 「そうだっ 小咲ちゃんのNo.は?」 「私は5番だよ」 「No.があることに気付くとかお前らすごいよな」 疾風は本気で驚いていた。 「…………」 小咲は何ともいえない顔で黙り込んで疾風を見ていた。 「ごめんね、小咲ちゃんこいつちょっとアレだから」 「アレって何だよ!」 「ふふふっ」 (小咲ちゃんが初めて笑った!! でも笑った顔も可愛いな) 智也は素直にそう思い小咲の事を見ていた。 その笑顔が彼女の最後の笑顔とも知らずに…… 「ピーン ポーン パーン ポーン」 そんな中あのアナウンス音が鳴った。
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