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部屋のあちこちに仕掛けられているスピーカーからヘリウムガスを吸ったかのような声が聞こえてきた。
「皆様お集まりになったようなので、まずこの施設DREAMS HOUSEについて説明します。」
「ちょっと待てよ、まずお前は一体誰なんだ?」
二十代後半ぐらいの男がアナウンスの男に問いかけた。
「申し送れました、私はこのDREAMS HOUSEの支配人の…まあ【X】とでも名乗っておきましょうか」
「Xかなんだか知らねえけどよ、いきなり俺らをこんな所に連れてきてどういうつもりだよ」
今度はヤンキーな男が言った。
「ですから、いまからそれを説明」
「ウルセーんだよ早くここから出せよ、今日は彼女とデートなんだよ」
支配人【X】が喋り出した途中にヤンキーの男が怒りを露わにし支配人【X】の言葉を止めた。
「しょうがないですね、皆さんにも逆らえばどうなるかみてもらいますか」
支配人【X】は残念そうな声で言った。
「なに言ってんだよ、意味わから」
ヤンキーの男が言葉を言い終わろうとしたその時!!
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