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僕の笑顔を見た綾香さんは固まった。
あれどうしたんだろう。
「綾香さんどうしたんですか」
僕は綾香さんの顔を覗き込むと綾香さんは我に返り、僕の顔が近くにあることに気がついた様子だ。
「わぁぁ……」
喚き声をあげながら勢いよく後ろに下がってしまった。
なんかその行動は傷ついちゃうんだけど。
「なんですか？僕がなんかしましたか？」
「あ、あ、遥輝くん……。
今の遥輝くんはダメだよ。
今の遥輝くんはすごくかっこいいから笑顔なんか見せたら、女性はイチコロだよ」
綾香さんは顔を真っ赤にしながらそう言ってきた。
僕はそこまでかっこいいのかと疑問に持ち、視線を綾香さんから鏡に移す。
うん、確かに自分で言うのもアレだがかっこいいなと思う。
しかしこれで女性がイチコロなんだと考えるとう～んと考えてしまう。
まぁいいか。
それより綾香さんに聞いておかなければならないことが……。
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