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?「えーと、ちょっと通してもらえますか?」
不意に後ろから声が聞こえてきた。
そこには、寝癖のついた髪にヨレヨレのシャツを着た、オジサンがいた。
?「それと席についてもらえますか? HRを始めますので」
学生服も着ていないし、どう見たって十代には見えない。どうやらこのクラスの担任の先生みたいだ。
大「はい、わかりました」
啓「うーっす」
僕と啓太はそれぞれ返事をして、そこらの席(?)に着く。
先生は僕らを待ってから、口を開いた。
「えー、おはようございます。このクラスの担任になりました、福井深(ふくいしん)です。好きな言葉は、粉砕!玉砕!大喝采で、使用デッキは、青眼です。よろしくお願いします」
先生は黒板に名前を書こうとしたが、やめた。チョークがあまり無かったからだ。チョークすらろくに用意されていないとは…
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