第2闘

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?「――――です。海外育ちで、日本語は喋れますが、読み書きは苦手です」  と、少し考え事をしているうちに、次の人に交代したようだ。 ?「あ、でも英語も苦手です。育ちはドイツなので。趣味は―――」  おお。今度はこのクラスには珍しく女子の声だ。良かった~、最低一人はいるようだ。 ?「趣味は、有明大斗をボコメキョにすることです」 誰だっ!? そんな危険な趣味を持つ娘は! ?「はろはろ~」  笑顔でこちらに手を振ってきたのは… 大「…………あぅ。や、山市さん」 ?「有明、今年もよろしく」 またしても知り合い。去年のクラスメートであり、天敵の山市美羽さんだ。 結構、一年の時のクラスメートがいる。何故だ。何故なんだ。もしや、類は友を呼ぶってやつか?  まさか、こいつらと同レベルなんて! ?「高町理緒です。特技は、爆………いえ、危険物を処理出来ることです。デッキは…」 次の人が自己紹介する。また、女子のようだ。 身長は低く、顔も幼い。灰色の髪をツインテールにしている。制服を着ていないと、中学生に間違えられそうだ…。それと、言い直したけど、なんて言おうとしたんだろう? 理「み、皆さん。今年一年よろしくお願いします。」 次々と、自己紹介は終わっていき、僕の前にいる生徒の番まで来た。
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