4人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
「ご飯でも行く?」
「うん、翔の好きなところでいいよ」
「ファミレスでいい?あんまり今月残ってねぇんだ」
「仕方ないなぁ」
香澄は膨れながらも笑顔で翔の腕に抱きつき、ついて行く。
時折、香澄の咳が気になるが本人が大丈夫と言うのだ。しつこく言及すべきでないと翔は判断し、ジャケットを貸す。
「ありがと。あったかい」
「うがい手洗い、しろよな」
「うん」
「俺ん家、来るか?一人じゃ不安だろ?」
「ううん、大丈夫だよ。ありがとね」
食事をすると、翔は香澄を家まで送り、自分も帰宅した。
最初のコメントを投稿しよう!