君との思い出……1

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「ご飯でも行く?」 「うん、翔の好きなところでいいよ」 「ファミレスでいい?あんまり今月残ってねぇんだ」 「仕方ないなぁ」  香澄は膨れながらも笑顔で翔の腕に抱きつき、ついて行く。  時折、香澄の咳が気になるが本人が大丈夫と言うのだ。しつこく言及すべきでないと翔は判断し、ジャケットを貸す。 「ありがと。あったかい」 「うがい手洗い、しろよな」 「うん」 「俺ん家、来るか?一人じゃ不安だろ?」 「ううん、大丈夫だよ。ありがとね」  食事をすると、翔は香澄を家まで送り、自分も帰宅した。
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