-ハジマリ-

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『..アタシ達って付き合ってるの?』 言ってしまえば楽だった。 でも、言葉にして「否」だった時、 彼との関係が終わってしまうのが怖かった。 そうなったらもう、会うことすら叶わなくなってしまうから。 それは嫌だと思わせるくらい、 彼はアタシの中でドンドン大きな人になっていた。 このままでいいから、 都合のいい女でいいから―――― 一緒に居たいと、 強く強く願うほどに―――― そうして、 大事な事に顔を背けたまま、 気が付けば、2年の月日が流れてた――――
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