191人が本棚に入れています
本棚に追加
「．．．．好き。」
と、呟いて、
沢山キスされた。
嫌いに、なれない。
簡単に。
想いを手離してしまえたら、
どんなに楽だろう。
依存してるのも確か。
貴方がいれば何も要らないよ。
ｱﾅﾀが、大好き―――
『．．．うん、好き』
そっと、彼の頭を撫でた。
『．．．．怒ってないけど、怒ってる。』
なんて、矛盾。
だって、怒りの半分は、桜木君に会えてふっ飛んでしまった、
現金なｱﾀｼ。
「．．．．ごめん、昼間のﾃﾞｰﾄだめになったけど、ﾚｽﾄﾗﾝはまだ間に合うから、いこ？」
『．．．うん。』
――――ちゅっ
軽くキスを交わして、化粧を直すために彼から離れた。
最初のコメントを投稿しよう！