死滅回遊する水母

好きになる日

｢嫌ですか？｣

｢私、こんな格好だし、マナーとか自信ない…｣

｢じゃあ、部屋でルームサービス頼みましょう！ここはルームサービスも美味しいんですよ。｣

(何故それを知っている！)

いや、そんなツッコミをいれるんじゃなくて…

｢明日仕事あるんで、泊まりは…｣

｢はい、今日は泊まりませんよ？｣

金持ちの考えることはよくわからない。

｢じゃあ、行きましょう。｣

ズルズルと引きずられながらホテルに入った。