苦しみの果てに見た空

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私の人生はえらく平凡なものでした。 『平凡』とは誰の価値観も知らず、自分の生きてきたものを『平凡』と呼んでおります。 私は私の人生しか知りません。 だから、平凡なのです。 私は幼い頃から『死にたがり症候群』でした。 何かある度に、自分を責めて『死にたい』と思う。 毎日『死』に追われる夢を見て、誰よりも恐怖を覚えるというのに、『死にたがる』。 それが私の日常です。
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