苦しみの果てに見た空

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今日、学校で一人の生徒が死にました。 クラスの生徒は誰一人として悲しんだりしていません。 先生が涙を流しただけで、それも本当に悲しんでいるか怪しいものです。 初めはその生徒のことを好奇心たっぷりに話していたけれど、クラスの様子は変わりません。 死んだって、他人には意味のないことなのです。 ただ、自分が苦しむことが無くなっただけで。
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