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「つーか……お前、かなり眠たそうだな。昨日夜遅くまでなんかしてたのかよ?」
さっきからあくびと溜め息ばかりしてる日明を見て達也はそう聞いた。
「いや、ちょっと夜中の4時までまとめサイト巡りしててね…やっぱ早めに打ち切るべきだった…クソッ」
「……あっそう……つーか夜中の4時って…それもう早朝じゃねーかよ…」
日明の返答に達也は何とも言えない表情でツッコミを入れた。
「……そういや日明、今日って確か始業式だったよな」
達也の問いかけに日明は、
「…あぁ~そうだな、今日から学校始まるんだよな~……ハァ」
「お前…負のオーラ漂いまくりだな……」
そんな日明の調子が移ったのか、達也は先程とは程遠いテンションの低さでそう呟いた。
と、そうこう内容の薄い会話をしている内に、2人は自身らが通う高校…都立藤浪高校の校門に到着していた。
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