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「えぇ~っと…なんと今日は、新しくこの2年B組のメンバーになる生徒が来ています」
林のこの一言で、クラス内はざわざわと騒がしくなった。
もちろんこの男もじっとしている筈がない。
「あぁ…遂に…遂にこの時が……どんな美少女が来んのか…オラワクワクすっぞ!」
鼻の下が伸びるに伸びている達也は、まるで遊園地にいる子供のようにはしゃいでそう言った。
「はいはい、皆静かに。じゃ、入ってきて」
林はそう言って騒々しい生徒達を静かにさせ、ドアに向かって手招きをした。
ガラガラガラ、とドアが静かに横へ移動する。
「……あぁ…遂に来た……ッ!」
「…zzz…」
食い入るように動くドアを見る達也と、相変わらず爆睡している日明。
遂に、ドアの奥から転校生の姿が現れた。
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