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「つ…ばき、…椿…起きなぁ~」
椿「んー…あと少し…だけ」
今日の午前は非番なの、だから…
もう少しだけ、寝させておくれ
引っ張られた布団を取り返して
再び、夢の中に入ろうとする…が
ドサリ…と、いう音と共に急に腹
の辺りが圧迫された。
寝苦しい…それになんだか顔に、
柔らかい髪の様な…擽ったい!!!
重い瞼をゆっくり開ければ、
「チッ…おはよう椿~」
美しい男の顔が目の前にあった。
別に驚かない。いつもの事だから
椿「今、舌打ちしたよね!?…てか
毎度毎度、顔が近い…烝」
烝と呼ばれた男は、現に覆い被さ
っている状態だ。
烝「え~そうかな?」
椿「そ、そうかなって…ちょっ!!!
もっと普通に起こしてくれても」
烝「起きないから、こうしてるの」
椿「ごもっともですが…」
あと少しでくっついちゃう距離。
椿「重いんだけど。離れろ…よぉ
もう起きたんだから…んーッ」
暴れてもびくともせん。それ所か
烝「やだぁ椿…いい匂いする♪」
益々、押さえ込まれてしまった!!
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