1人が本棚に入れています
本棚に追加
「ははは」
雛乃と桜子の会話に、思わず吹き出してしまった綾香と伊勢。
しかし次の瞬間、雛乃はホワイトボードを出していた桜子の右腕を自分の右腕でつかみ、ぐいと自分の方に引っ張りました。
桜子はその衝撃で床にひざまずきそうになります。
「!」
綾香と伊勢の見ている前で、雛乃は桜子の右腕に噛みつきました。
綾香と伊勢はどうしたらいいかわからず、ただ見守るのみです。
素早く雛乃は桜子の右腕を離しました。
『なんちゃって。って本気で飲んでるし!』
ホワイトボードと共に桜子が見せた右腕には、くっきりと雛乃に噛まれた跡があり、またそこから血が出ています。
最初のコメントを投稿しよう!