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移動する準備を終え、前日と同じようにフライボードで移動している。
「確か、アナイムに向かってるんだよな。」
ギンは俺の服の襟の部分に前足をかけ、器用に寝ている。
「えぇ、そうです。自然が豊富らしいです。」
このままの調子で進むと向こうにつくのは夕方だな。
軽快に走りつづけて、魔物にも運良くあわずに村に向かっているが、なぜか変な感じがする。
長年の経験の中で積み重なった物が伝えてくる。
この感覚を抱えたままアナイムに向かう。
段々と街が見えてくる。
やはり、何か違和感を感じる。
全く面倒な仕事を受けたもんだぜ。
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