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広場に着くといろんな人が聞きつけたのか大勢が集まっていた。
たが、広場には近づいたが広場に入ろうとする者は誰もいない。
それぐらいの威圧感が広場を覆っているのだ。
「ランジさん。この感覚何でしょうか…。」
シャインが少し息苦しそうに聞いてきた。
他の皆も少し息苦しそうだ。
「これは覇気というモノだ。ある限界を超えると手に得れることが出来る力。所謂強者の証ともいえる。」
覇気を纏った男が紅の鎧を纏い此方に近づいて来る。
広場の周りにいた何人かが覇気に耐えれず気絶する。
人で出来た壁はすぐに割れ一直線上に向かい合う。
「苦しいですぅ……。」
「確かにキツいわ。」
シャインとライナはまだ大丈夫そうだが、二人は限界か…。
「マリー、リーシャ。俺の後ろに来い。」
二人が俺の後ろに来る。
「少し楽になった?」
「マシになったですぅ。」
声には少し力が戻ってきたようだ。
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