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シャインが冷や汗を顔に滲ませ言う。
「ランジさん…。【紅の剛拳】さん此方に近づいて来てませんか?」
俺は仁王立ちをしながら
「あぁ、近づいて来てるな。」
マリーとリーシャは俺の後ろから顔だけを出して見ている。
「何故……そんなに余裕なのだ…。」
ライナが震える手で剣を握り、平常心を保とうとする。
「何故って?それはコイツとは──」
歴戦の戦士の風貌で、頬には戦って出来立てあろう傷がある男が俺の前まで来て
「ガハハハハ!!俺様とは戦友だからな。ガハハハハ!!」
高笑った。
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