初めての街アナイム

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ランジが気絶した後。 シャイン達はガンツに連れられ宿屋に向かっていた。 宿屋に着くと、ガンツはランジを担ぎ上げ部屋に寝かしに行った。 「君達の名前は何て言うの?」 と蘭が宿屋の食堂の椅子に座り聞く。 「僕の名前はシャイン=フィネストです。」 「私はライナ=ラルクス。」 「私はリーシャ=リフィストですぅ。」 「マリー=レイクルトです。」 四人が自己紹介を終えると、蘭が自己紹介を始めた。 「私の名前は護守蘭。今は結婚したから蘭=ボイドラ。よろしくね。」 蘭の自己紹介にリーシャが反応した。 「護守蘭ってもしかして【慈愛の巫女】様ですかぁ!?」 「あら、ずいぶん久しぶりに聞くわね。確かに昔はそう呼ばれていたわ。」 「私も聞いたことがあるぞ。戦場に現れては怪我人を直し、去っていくと聞いていたが。」 「昔のことだけどね。私は特殊属性【治癒】っていうのを持っていてね。修行替わりにそんなことやって回っていたのよ。」
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