初めての街アナイム

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「で、何の話をしていたんだ?」 楽しそうに話していたので気になっていたのだ。 椅子に座ると、飛鳥が俺の膝の上に座る。 ショートカットの藍色の髪からは花のような匂いがする。 「私も混ぜてー!!」 俺にもたれかかってくる飛鳥を撫でながら話しを進める。 「アレだ。俺様とランジが何故戦友か話そうとしていたんだ。ガハハハハハ!!」 そんな昔のことを話すのか? ちょっと恥ずかしいな。 「飛鳥も聞きたーい!!」 「私も聞いたことなかったわ。」 母娘が急かすとガンツが話し始めた。 「アレは確か……八年ぐらい前だ。」
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