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何時間眠ったろうか息苦しくて目が覚めました。
すると先程の女の子が目をカッと見開き、今度はさっきよりも怨みの念を強く込めてあっしを見つめていました。
そしてまた血をボタボタと吐きながら「捜シテ…捜シテヨォ」と呻きながらあっしの首に手を伸ばしてきました。
あっしがもう一度般若心経を唱えると、今度は消えずに苦しみだしてうずくまりました。
そのまま般若心境を唱え続けていると、「アンタも殺してヤル・・・」と呻きながら消えていきました。
今思い出してみると、もしかしてアレ等は親子ではと、そう思うのです。
何の因果かは知りませんが友人の前にお父さんが現れ、ソレを追って殺された娘も来たのではないか、と。
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