1人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
村の外れにある屋敷。
そこが赤ずきんちゃんの住んでいる家でもありこの物語のスタートライン。
「お母様。これが例のブツです」
ゴトリ。
赤ずきんちゃんは持っていたバスケットの中から今回のお使いで受け取って来たモノを取り出した。
テーブルの上に置かれたそれを母親は手に取り隅々まで確認をする。
「今回のも中々のできね。これなら軽くて使いやすそうだわ♪」
母親は満足そうに微笑みそれを赤ずきんちゃんに手渡す。
「これは赤ずきんにあげるわ。元々そのつもりで造らせたのだから」
「お母様♪本当?!凄い嬉しいわ!」
赤ずきんちゃんは改めてそれを見る。
それは小さいが細部まで金で装飾された拳銃であった。
最初のコメントを投稿しよう!