旅路にて

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世界を旅して幾年の時が過ぎた。 私はひとり、歩き続ける。 ひたすらつづく道を。 力尽きるまで。 この身はどこまで保つのだろうか・・。 今の私はまたどこで死んでもいいと思っているのだろうか・・。 だとしたら、なんのために歩くのかわからなくなりそうだ。 どこで死んでもいいと言うのは、生きていく自信がない人間が言うこと。 少なくとも今の私はそうなのだろう。 自分に自信が持てないのは昔から変わっちゃいない。
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