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「メモリーは消えてなくてよかったじゃん」
仕事を終えた剛と居酒屋で呑みながら、昼間の会話の続きをしていた。
「消えてなかったのはよかったんだけどさぁ…メモリーが一件増えてるんだよね」
「はっ?ナニ…一件増えてる?増えてるなんてラッキーじゃん!」
「まぁ…でも気味悪くない!?」
そう剛はなんでもポジティブに考える性格。それが朋乃とは真逆な性格で、付き合いが長いのかもしれない。
朋乃も一件増えたメモリーを見て少しラッキー!と思ったのも嘘でわない。
「女の子の電話番号かもよ!」
朋乃も同じ事を考えてた。
考えが一緒と言うのが笑えてくる。
長い間、友達をやってるだけあって考え方が似てきている。
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