15人が本棚に入れています
本棚に追加
「……うわっ!」
「ちょっ、ノン!?」
「……いってえ~」
「……ダッさ~
ノン、カッコ悪い~」
「しょ、しょうがないだろ~! 」
雪道定番というか……
ノンがかなり派手にスッ転んで
キョウの目の前でしりもちをついた
本人は痛そうだったけど
それはそれで面白くて
お互い、自然と笑顔になっていた
そんな感じで、楽しく歩いてたんだけど
急に、雪道の中から何か聞こえてきた
――タスケテ
「……?」
――――ダレカ、タスケテ
……声が聞こえる
「キョウ、どうした?
『タスケテ』って……」
ノンがキョウに聞いてくる
どうやら、これ、空耳じゃ無いみたい……
「これ、キョウの声じゃないよ……」
最初のコメントを投稿しよう!