a snow day

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「大丈夫だよ! キョウが、守ってあげるからね……」 ノンの腕の中で震えている子猫に 少しでも元気をあげられるよう 帰ってる間は、ずっと声を掛けていた ―― ウン、アリガト…… 何回か声を掛けると さっきと同じ声がまた聞こえた 「キョウ、またっ!」 「うん、キョウも聞こえた!」 ……まさか、この猫が? 柔らかくて不思議な声 耳に音が届いてるって言うよりは 頭の中で聞こえるみたいだ……
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