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いきなりわけ分からない質問をされて俺は思わず間抜けな声をあげた。
何言ってんだこいつ。
馬鹿馬鹿しい質問に答える必要はないと判断した俺は男の存在を頭から抹消して寝ることにした。
「おい?にぃちゃん?もしも~し!」
ノーリアクションで目を閉じた俺に男は声をかけてくる。
うっせぇ。
「もしも~し!」
無視無視。
「もしもし~!」
……………。
「ふっ。」
誰かの息を吐き出す短い音と生温い風と共に嗅覚が耐え難い臭いを感知した。
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