流れ星

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「……わかったよ…」 蔓延の笑みを浮かべていたひかりは、やった!、と言って水をすすった。 いつも俺とひかりが遊ぶときの前日はこんなかんじなんだけど、まいどのことひかりの笑顔には弱い… 別に恋愛感情を抱いている訳じゃない、ただときおり見せるその笑顔に俺はかなりドキドキしていた。 これが好きと言うやつなのだろうか…? 俺にはまだこのドキドキの理由はわからなかった。 「じゃあ、明日10時に映画館前に集合ね!遅刻しないでよ?」 俺は笑顔で話しかけてくるひかりにわかってるよと適当に言って水を一口飲んだ。 冷やされた水のおかげでドキドキしていた体が冷えていく気がした。
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