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「春ちゃん~ハンバーグ定食できたよ~」
理恒姉ちゃんの声が聞こえると、俺はテーブルに目を向けた。
するとそこには和風ソースがかかっているハンバーグのすがたがあった。
「じゃあ、いただきます~!」
俺はそう言うとハンバーグにむしゃぶりついた。
噛めば噛むほど肉汁が口の中に広がる。
うまい!
ここに来るときはハンバーグ定食しか食べないけど、この美味しさだったら飽きることなんてない。
「相変わらず、春はがっつくんだね」
「フフ!それでこそ作りがいがあるって」
ひかりと理恒姉ちゃんの話し声がきこえた気がしたがかまわず俺はハンバーグを食べ続けた。
ガツガツガツ!
ガツガツガツ!
この音が10分くらい続き、ハンバーグ定食が完食された。
コップ一杯に注がれている水を一気に飲み干し、体を落ち着かせる。
「ふぅー!食った食った!」
「はい、お粗末さん」
そう言い理恒姉ちゃんは空っぽになったハンバーグ定食の皿を下げていった。
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