高校1年の春

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私たちが話している間に校長先生らしき おっさんの話は終わっていた。 「1年生の皆さんは自分の教室に行ってください。席も決まっているので番号を見て、着席していてください」 そうすると、出席番号を教えてくれた。 私達は偶然に同じクラスだった。 「私の席ここだっ!一番うしろっ!!めっちゃ嬉しいんだけど~」 「うちはえりかの前だっ!ヤッバ!めっちゃサイコー♪」 あまり男は気にしない私が、気づかない間に彼を探していた。 「あれぇー…あいつはドコだ?」 教室全体を見回したがいなかった。 「ねね…りさ、あいつは?」
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