高校1年の春

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まわりには、見たことがない人達ばかりだった。私は人見知りぢゃないから結構ぐいぐい、いけちゃうけど… 「隣になるからよろしくね」 いきなり隣の男子が話しかけてきた。 「えっ…あぁよろしくね♪名前は?」 名前を聞くと彼はニコッと優しい笑顔で教えてくれた。 「佐山 日向です(さやまひなた)。女の子みたいな名前でしょ。」 彼はすごく柔らかそうでふんわりした子だった。 「そんなことないよ!!すごくいい名前だと思うよ。」 そう話すと先生が教室に入ってきた。 「これから1年このクラスの担任になる山川(やまかわ)です。よろしく!!」 なんかしゃべり方がちょっと顔とあってない感じの人だった。 「なんか私っていっつも男教師の気がする…」 りさと話していると、窓側の席のまったく知らない女の子達がこっちへ来た。
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