高校1年の春

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だいきに今の事を話そうと振り返った 「だいき…?どうしたの?」 だいきは下をむいていた。話しかけるとゆっくり顔をあげて私の方を見てきた 「具合…悪いの?」 さっきのだいきと違う表情をしていた。 「いくら友達が欲しくても悪い奴とはなるなよ!!」 私にはだいきが、さっきの子の事を言っているようにしか聞こえなかった。 「なにそれ…さっきの子達に向かって言ってるの!?」 私はついいらだってしまった。 「別に…誰もあいつらとはいってないぢゃん」 「でも私にはそう聞こえるよ!!」 心の中に針が刺さったかのように痛んだ 喧嘩はきらいだからだ。だから私は優しく言いたいことを伝えた 「友達になってみないと良い人か悪い人かわからないぢゃん…」 それからだいきは黙って話してくれなかった その時私はだいきとあの子の間に何かがあることを確信した。
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