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だいきに今の事を話そうと振り返った
「だいき…?どうしたの?」
だいきは下をむいていた。話しかけるとゆっくり顔をあげて私の方を見てきた
「具合…悪いの?」
さっきのだいきと違う表情をしていた。
「いくら友達が欲しくても悪い奴とはなるなよ!!」
私にはだいきが、さっきの子の事を言っているようにしか聞こえなかった。
「なにそれ…さっきの子達に向かって言ってるの!?」
私はついいらだってしまった。
「別に…誰もあいつらとはいってないぢゃん」
「でも私にはそう聞こえるよ!!」
心の中に針が刺さったかのように痛んだ
喧嘩はきらいだからだ。だから私は優しく言いたいことを伝えた
「友達になってみないと良い人か悪い人かわからないぢゃん…」
それからだいきは黙って話してくれなかった
その時私はだいきとあの子の間に何かがあることを確信した。
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