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『もう…我慢できないっ…!年が明けたら、あたし告白するね!!』
美香からこんな言葉を聞いていた。
そして美香は、今日、
それを実行しただけのこと。
「……覚悟はしてたけど…辛い…」
椅子から降りて、床にうずくまる私。
美香はバスケ部のマネージャーで、抜群のスタイルに可愛い顔。
その上性格も頭もいいんだから、私が敵うはずもない。
「………お似合いすぎる…」
美香と舜也のツーショットを浮かべて、完全に落ち込む。
涙も怒りもない。
私はただただ、後悔の嵐に飲み込まれていた。
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