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家でのんびりしている時に美香から一本の電話があり、なにやらパニック状態だったので、私が場所を指定して、話を聞こうと考えたのである。
「…うぅっ…彩乃ぉぉぉ…」
待ち合わせ場所に着くや否や、もう既に来ていた美香が私に抱きつき、泣き出してしまった。
「ねぇ美香?!本当にどうしたの?悲しいことでもあったの?」
美香を優しく抱きしめていた時だった。
「…付き合ってくれるって…」
「―――――え?」
「…彼女にしてくれるって…」
「―――――え?だ、誰の?」
「………んやくん…」
「―――――え?誰?」
「………舜也くんっ…」
私はこの言葉を聞いて、凍りついた。
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